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三井不動産(株)は11月29日、渋谷区・目黒区の旧耐震建物をリファイニング建築で再生すると発表した。
同社は、(株)青木茂建築工房と共同で、リファイニング建築を活用した老朽化不動産再生コンサルティングサービスを展開。旧耐震建物を解体することなく、現行の耐震基準を満たした建物に再生している。建て替えと比較し、建築費を約70%に抑えながら、賃貸住宅では新築に近い賃料設定にすることが可能。法定耐用年数を超えた建物でも、30年を超える事業費の長期借り入れができる。2017年および18年に2物件の再生が完了している。
第3号案件「(仮称)初台2丁目リファイニング建築計画」(東京都渋谷区)は、1868年竣工、築51年の共同住宅兼倉庫を、鉄筋コンクリート造の賃貸住宅(26戸)に再生。建築面積417.34平方メートル、延床面積1,402.61平方メートル。第4号案件「(仮称)鷹番1丁目リファイニング建築計画」(東京都目黒区)」は、1965年竣工、築54年の共同住宅兼店舗を、鉄筋コンクリート造の賃貸住宅(11戸)に再生する。建築面積103.06平方メートル、延床面積450.76平方メートル。
今後、練馬区と新宿区での新規案件も予定している。
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