不動産情報サービスのアットホーム(株)は17日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向(2020年2月)」を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」としており、調査対象は首都圏(東京23区、都下、神奈川県、千葉県、埼玉県)、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の9エリア。
2月の全国の平均募集家賃は、全国的にマンション・アパートとも前年同月を上回る傾向。中でも、東京23区、大阪市、福岡市が好調だった。
東京23区のマンションの平均家賃は、シングル向き(30平方メートル未満)が9万1,369円(前月比1.3%上昇)、カップル向き(30~50平方メートル)が13万2,526円(同1.3%上昇)、ファミリー向き(50~70平方メートル)18万9,446円(同1.3%上昇)、大型ファミリー向き(70平方メートル以上)32万6,563円(同0.7%上昇)と、全面積帯で上昇。特に、カップル向きは10ヵ月連続のプラスとなった。15年1月を100とする平均家賃指数もプラスが続き、最高値を更新。
アパートの平均家賃は、シングル向きが6万5,465円(同0.0%)、カップル向きが9万7,607円(同0.2%下落)、ファミリー向きが12万7,101円(同0.8%上昇)となった。
大阪市のマンションの平均家賃は、全面積帯で前月比・前年同月比ともに上昇。シングル向き以外では、前年同月比の上昇率が5%以上と大きかった。福岡市のマンションの平均家賃は、全面積帯で前年同月比上昇。シングル・カップル向きは、東京23区に次いで上昇率が高かった。
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