不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/3/17

7割超が「スマホ完結の賃貸サービス」を希望

 イタンジ(株)は17日、「スマートフォンで完結する賃貸サービス」についての調査結果を発表した。賃貸住宅を借りた経験のある、1都3県在住の20~49歳の男女309人を対象に、2月21~23日の期間アンケート調査を実施。

 スマホ上で物件探しから内見予約、入居申し込みまで完結するサービスがあったら利用したいかと聞いたところ、70.6%が「利用したい」と回答。しかし実際は、部屋探しのすべての工程において、約60~80%が「不動産店舗に行った、もしくは不動産営業マンが同行した」と回答しており、入居希望者のニーズに沿ったサービス提供が必要であるとしている。

 インターネット上で物件探しや内見予約をしていた時間帯については、平日の休憩時間や隙間時間(仕事・授業・家事の合間)(100人)、平日の通勤・通学・移動中の時間、休日の隙間時間(用事と用事の合間)(99人)が上位に。すべて「ちょっとした隙間時間」に行なわれており、部屋探しとスマホは親和性が高いことが分かった。

 内見をした際に不満を感じた点・困った点では、「内見日時を、不動産会社の担当者と調整するのが面倒だった」(69人)がトップに。「内見する前に他の入居者が申し込み、内見したい物件がみられなかった」「自分のペースで内見できなかった」(51人)が同点2位、「物件の周辺を散策する時間がとれなかった」(46人)が3位となった。
 入居申し込みや契約をした際の不満を感じた点・困った点は、「入居申し込みや契約に必要な書類を手書きで書くのが面倒だった」(128人)、「入居申し込み以外にも、保証会社や家財保険など、複数の申込書を記入するのが面倒だった」(111人)と続いた。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。