不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/9/28

東京23区、大阪、福岡は全面積帯で家賃上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は28日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2020年8月)を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義して調査。対象は首都圏(東京23区、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の9エリア。

 平均募集家賃の前年同月比上昇率トップを見ると、マンションでは30平方メートル以下(シングル向き)が「名古屋市」(5.0%上昇、8月の平均家賃5万8,421円)、30~50平方メートル(カップル向き)が「福岡市」(5.7%上昇、同7万3,606円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)が「東京23区」(5.9%上昇、同19万2,279円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)が「神奈川県」(8.7%上昇、同17万4,863円)となった。

 アパートでは、シングル向きが「名古屋市」(6.6%上昇、同5万2,283円)、カップル向きが「福岡市」(7.4%上昇、同6万1,464円)、ファミリー向きが「大阪市」(7.4%上昇、同9万9,391円)だった。

 東京23区、大阪市、福岡市は、マンション、アパートともに、全面積帯で前年同月を上回った。また、東京23区、神奈川県、千葉県では、大型ファミリー向きマンションの平均募集家賃が、2015年1月以降最高値を更新した。

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