不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/12/17

物件画像のポイント、間取り図は「収納」がトップ

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は17日、トレンド調査「不動産のプロが選ぶ!『物件画像で見るべきポイント 一人暮らし編』」ランキングを発表した。アットホーム加盟店で、一人暮らしをする顧客を接客したことがあると回答した981店対象に、11月18~25日の期間、インターネットでアンケートを実施した。

 単身者向けの住まいを探す人が、物件画像の間取り図で見るべきポイントは、「収納の大きさ」(57.0%)がトップに。収納扉が折り戸・観音開きタイプだと開閉スペースを取り、近くに他の家具を置けなくなる場合もあり注意が必要だとした。

 居室では「明るさ・日当たりの良さ」(64.1%)がトップ。次いで「広さ」(55.2%)となった。トイレでは「温水洗浄便座の有無」(76.6%)がトップに。2位の「広さ・奥行き(扉からの距離)」(36.1%)と40ポイント以上の差が開いた。

 玄関では、「靴箱の大きさ」(76.2%)がトップ。10足程度入るかどうか、ブーツなど丈の長い靴を収納できるかなどがポイントとして挙げられた。共用部では、「自転車置き場の有無」(73.9%)がトップ。「男性向け、女性向け、子供の自転車が多いなど、自転車の種類で入居者の雰囲気が分かる」との声もあり、自転車置き場の画像が入居者の構成を知るのに役立つとした。

 周辺環境では、「近隣コンビニの有無」(79.3%)がトップ。僅差で「近隣のスーパーの有無」(78.1%)が続いた。今年はテレワーク導入が進み、交通アクセスよりも、物件の周辺環境を重視する傾向が見られた。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。