(一社)日本住宅リフォーム産業協会(JERCO)は5日、オンラインで全国実践研究会を開催した。
対面での集会が難しいコロナ禍においても会員同士の交流を促進することを目的に、本部、全国8支部(北海道・東北・関東甲信越・近畿・中部北陸・中国四国・九州・沖縄)、会員企業をライブ配信でつなぐ形式で開催。約200人が参加した。
冒頭、同協会会長の盛 静男氏が挨拶。「コロナ禍においては研修会もオンライン化。全国どこからでもアクセスできるようになり利便性は向上したが、当協会が大切にしてきた会員同士の交流という面では物足りない状況だった。そんな中、全国実践研究会をオンラインで開催しようという声が挙がり、面白いチャレンジだと思い開催を決めた。初めての試みだが皆で盛り上げていきたい」と話した。
各支部の代表会員企業が、コロナ禍での集客手法や、モチベーション向上策等を報告し合った。北海道支部代表(株)キッチンワークス代表取締役の荒井俊吉氏は、自社が得意とするホームページによる集客手法を紹介。「ホームページはコロナにかかる心配もなく、365日24時間働き続けてくれる最強の営業社員」とし、ホームページを構築する上での工夫を解説。近畿支部代表(株)ミオ・デザイン代表取締役の主森直美氏は、コロナ禍においても焦らず地道に事業を継続する重要性について話し、LINE@を用いたリフォーム相談会などオンラインでの取り組みなどを紹介。「そうした新しい取り組みに加え、創業以来継続しているニュースレターの送付や、店舗前の手書き看板の掲出など、アナログな取り組みも変わらず大切に継続している」と話した。