不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/4/8

首都圏既存戸建て、平均価格は連続上昇

 (株)東京カンテイは8日、2021年3月の主要都市の中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は3,217万円(前月比5.7%上昇)と、2ヵ月連続で上昇した。都県別では、東京都が4,917万円(同4.1%上昇)、千葉県が2,349万円(同0.3%上昇)といずれも2ヵ月連続で上昇。埼玉県も2,516万円(同9.7%上昇)と4ヵ月ぶりに反転上昇した。神奈川県は3,288万円(同0.5%下落)と反転下落したが、首都圏全体では価格は上昇基調にある。

 近畿圏の平均価格は2,640万円(同5.9%上昇)と反転上昇し、全体的には好調を維持。府県別では、大阪府が2,916万円(同8.1%上昇)と3ヵ月ぶりに大きく上昇。京都府も、4,147万円(同27.0%上昇)と大きく上昇した。兵庫県は、2,456万円(同1.5%下落)と2ヵ月連続で下落した。

 中部圏は平均価格2,351万円(同0.8%下落)と反転下落。愛知県は2,848万円(同2.3%上昇)と2ヵ月連続で上昇した。

 福岡県は平均価格2,109万円(同6.1%下落)と反転下落したものの、1年前の価格は上回っている。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。