不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/5/13

東京都心5区のビル空室率、14ヵ月連続で上昇

 三鬼商事(株)は13日、2021年4月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は5.65%(前月比0.23ポイント上昇)と、14ヵ月連続の上昇となった。大型空室の募集開始や解約の動きが相次いだため、一部では拡張移転などの成約は見られたが、空室面積は約1万8,000坪増加した。

 新築ビルの空室率は7.30%(同0.05ポイント下落)、既存ビルは5.62%(同0.24ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は2万1,415円(同126円減)で、9ヵ月連続の下落となった。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は4.01%(同0.10ポイント上昇)と、12ヵ月連続で上昇。成約の動きが小規模にとどまる中、縮小や撤退、拠点の集約などに伴う解約の影響が見られたことから、空室面積は約2,000坪増加した。

 新築ビルの空室率は75.26%(同変化なし)、既存ビルは3.89%(同0.09ポイント上昇)。1坪当たり平均賃料は1万1,848円(同69円減)と、4ヵ月連続で下落した。

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2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。