不動産ニュース / 開発・分譲

2021/6/18

埼玉・草加で日本初のLCCM賃貸住宅を竣工

「LUTAN」外観

 大東建託(株)は、京セラ(株)(京都府京都市、代表取締役社長:谷本秀夫氏)の太陽光発電システムを採用したLCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)賃貸住宅(埼玉県草加市、総戸数6戸)を竣工した。LCCMの基準を満たす賃貸集合住宅は、日本で初だという。

 建設時・居住時・解体時においてCO2の削減に取り組み、さらに太陽光発電を利用した再生可能エネルギーの創出により、建設から解体までの建物の一生(ライフサイクル)を通じてCO2排出量をマイナスにする。

 木造(ツーバイフォー工法)地上2階建て。敷地面積446.21平方メートル、延床面積348.56平方メートル。21年2月に着工していた。同社が展開する賃貸住宅商品「LUTAN(ルタン)」をベースに断熱性能を強化することで、省エネ性能を向上した。「片流れ屋根」とすることで太陽光発電32.40kWを搭載。ツーバイフォー材を製材する際、乾燥に再生可能エネルギーを利用し、建物製造時のCO2排出量を削減している。

 同物件の太陽光発電システムによる電力は、電力会社を介し、同社の建築現場に供給することで、「RE100」(企業が自らの事業の使用電力を100%再エネで賄うことを目指す国際的な取り組み)達成を目指す。

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LCCM住宅

住宅の建設から解体までの間(ライフサイクル)における二酸化炭素排出量がマイナスとなる住宅をいう。Life Cycle Carbon Minus住宅の略。

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