東京建物(株)は10日、2021年12月期第2四半期決算(連結)を公表した。
当期(21年1月1日~6月30日)は営業収益1,625億9,000万円(前年同期比6.7%増)、営業利益303億1,400万円(同63.1%増)、経常利益281億5,900万円(同65.2%増)、当期純利益201億8,500万円(同86.3%増)となった。
ビル事業では、前期竣工ビルの通期稼働や、投資家向け物件売却による不動産売上の増加で、セグメントの営業収益は598億6,900万円(同2.3%増)、営業利益186億9,000万円(同12.2%増)、事業利益(営業利益に持分法による投資損益を加えた数値)188億3,700万円(同11.6%増)となった。
住宅事業は、住宅分譲の計上戸数が634戸(同238戸減)と減ったものの、住宅賃貸営業収益が29億3,100万円(同10.1%増)、マンションの管理受託営業収益が66億1,100万円(同8.8%増)と順調に拡大した。また賃貸マンションを投資家向けに売却するなど不動産売上を163億5,000万円計上するなどして、セグメント営業収益は719億8,700万円(同17.2%増)、営業利益および事業利益は137億9,000万円(同114.7%増)となった。
通期では、営業収益3,550億円、営業利益540億円、経常利益480億円、当期純利益330億円を見込む。