不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/2/22

マンション家賃、東京23区以外の首都圏で上昇傾向

 アットホーム(株)は22日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2022年1月)を発表した。

 同調査では、入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」として定義。調査対象は、首都圏(東京23区、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の10エリア。

 賃貸マンションの平均募集家賃の前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が「福岡市」(前年同月比3.5%上昇、平均家賃4万9,913円)、30~50平方メートル(カップル向き)が「神奈川県」(同4.1%上昇、同9万1,835円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)が「仙台市」(同3.9%上昇、同8万6,147円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)が「札幌市」(同11.0%上昇、同13万3,175円)。東京23区以外の首都圏エリア(東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県)が全面積帯で前年同月を上回り、また大型ファミリー向きマンションは全10エリア中、名古屋市を除く9エリアで前年同月を上回った。

 賃貸アパートの上昇率トップは、シングル向きが「福岡市」(同3.7%上昇、同4万383円)、カップル向きが「福岡市」(同3.7%上昇、同6万1,506円)、ファミリー向きが「大阪市」(同7.3%上昇、同10万4,285円)。神奈川県・千葉県が全面積帯で前年同月を上回った。中でもシングル向き・カップル向きは、両エリアとも15年1月以降最高値を更新した。

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