不動産ニュース / 開発・分譲

2022/5/18

千代田区のオフィスビルで各階2ヵ所のバルコニー

「REVZO 一番町」外観。特殊な敷地形状から建物の平面がT字型になっている
各階に執務スペースにバルコニーを設置し、ワーカーが自然を感じながら仕事ができるようにした

 中央日本土地建物(株)は18日、4月28日に竣工した中規模オフィスビル「REVZO(レブゾ)一番町」(東京都千代田区)のメディア向け内覧会を開催した。

 同物件は、東京メトロ半蔵門線「半蔵門」駅、東京メトロ有楽町線「麹町」駅より徒歩4分に立地。敷地面積約478平方メートル、延床面積2,296平方メートル、鉄骨造地上9階建て。同社が展開する中規模オフィスビルブランド「REVZO」の「虎ノ門」(東京都港区)、「日本橋堀留町」(東京都中央区)に続く第3号物件となる。

 オフィススペースは1フロア1テナントのスケルトン仕様で、貸室面積は約231平方メートル、天井高3,245mmを確保。各フロアにバルコニーを2ヵ所設置し、植栽も配置することで、ワーカーが自然や風を感じながら仕事ができるようにした。開口部はLow-Eガラスを採用し、日射熱を低減。REVZOシリーズでは初めて、エレベータホールもテナントの専有部とし、それぞれの企業イメージに沿った造作にも対応する。

 1階には、大型の本棚を備えたライブラリーラウンジや、レンタル制の会議室、テラス席などを完備。ラウンジにはキッチン等も設け、貸切によるパーティ利用にも対応する。エントランスにはデジタルサイネージを設け、共有部の家具の産地である北海道旭川市の映像などを放映し、ワーカーのインスピレーションを刺激していく。また屋上スペースにはベンチやテーブルを設け、テナントにリフレッシュスペースとして提供する。

 21年夏頃よりリーシングを開始。現在、成約に向けて順次内覧案内を行なっている。賃料は周辺エリアの相場と同等となる見込み。

1階の共用ラウンジ。水回り設備を備え、パーティ利用にも対応。木々のざわめきや鳥のさえずりといった自然音を流し、ワーカーや来客がリラックスできる空間とした
1階エントランスにはデジタルサイネージを設置。共用部の家具の産地である北海道旭川市をはじめとした日本各地の景色を放映する
セットバックによりできた余剰スペースを活用し、1階に緑豊かなテラス席を設けた

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