不動産ニュース / 調査・統計データ

2022/11/15

戸建注文住宅、受注棟数は2期連続でマイナス

 (一社)住宅生産団体連合会は14日、2022年度第3回「住宅業況調査」(22年7~9月)の結果を発表した。

 会員各社の支店・営業所・展示場等の営業責任者を対象に、四半期ごとに住宅市場の業況感についてアンケート調査を実施。総受注棟(戸)数、総受注金額および1棟(戸)当たりの床面積について、今期が前期と比較してどの程度増減したか、次期が今期と比較してどの程度増減するかを5段階で回答してもらい、指数化している。今回のアンケートは22年10月中旬に回収した。回答数は「戸建注文住宅」が378、「低層賃貸住宅」が161。

 「戸建注文住宅」は、前期(22年4~6月)比で、受注棟数がマイナス28ポイント(前期:マイナス13ポイント)と、2期連続でマイナスだった。受注金額はプラス21ポイント(同:プラス22ポイント)、1棟当たりの床面積はマイナス3(同:プラス2)。

 顧客動向については、「見学会、イベント等への来場者数」の62%、「全体の引き合い件数」の54%が、「減少」と回答。「ウェブの引き合い件数」の43%、「土地情報の取得件数」の52%、「消費者の購買意欲」の51%が「横ばい」と答えた。

 次期予想は、受注棟数マイナス15、受注金額プラス8、1棟当たり床面積マイナス4を見込む。

 「低層賃貸住宅」は、前期比で受注棟数がプラス5ポイント(同:0)。受注金額はプラス29ポイント(同:プラス24ポイント)、1棟当たり床面積はプラス17(同:プラス13)。次期は受注棟数マイナス1、受注金額プラス12、1棟当たり床面積プラス13を見込む。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年11月号
 “令和的”不動産店舗って?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/10/5

「月刊不動産流通2024年11月号」発売中!

「月刊不動産流通2024年11月号」好評発売中です。

特集は、「働く、集う、楽しむ。“令和的”不動産店舗 」。コロナ禍やDXの推進等も契機となり、私達の働き方は大きく変わりました。そうした中、これまで以上に集まりたいと感じるオフィス・店舗の整備に注力する企業も見られます。今回は、外観や内装のデザインなど趣向を凝らし、ユーザーやスタッフが集いたくなる店舗運営に取り組む不動産会社を取材しました。

実務に役立つ連載コーナーも豊富に掲載しています。noteでの試し読みも♪