不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/2/20

賃貸住宅で重視する設備、トップは「駐車場」

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は20日、「不動産のプロが選ぶ!『2022年下半期 問い合わせが多かった条件・設備~賃貸編~』ランキング」を発表。22年7~12月の間に賃貸居住用物件を探している顧客を担当した全国の加盟店702店を対象に、インターネットでアンケート調査を行なった。調査期間は23年1月26日~2月2日。

 22年下半期の問い合わせが多かった条件は「通学先・通勤先の近くに引っ越したい」が34.0%(前回調査(22年上半期)比10.3ポイント上昇)でトップ。不動産会社からは「テレワーク業務が減ってきたので通勤に便利なところに引っ越したいという方が多かった」などのコメントが挙がった。一方で「テレワーク企業が増えている」という声もあり、さまざまな働き方に合わせた住まい探しが求められていることが分かった。

 2位は「転勤のために引っ越したい」33.1%(同0.6ポイント上昇)。3位は「ペット可物件に引っ越したい」32.4%(同1.3ポイント上昇)で、不動産会社からは「多頭飼いを希望されるお客さまが多い」といった声が寄せられた。

 問い合わせの多かった設備のトップは「駐車場」38.1%(同1.4ポイント低下)。「入居者は1名なのに対して、車を2台所有しているので駐車場は2台分欲しい」「敷地内を希望する人が増加した」といったコメントが挙がるなど、駐車場の有無だけでなく、物件の近くにあるかどうかや台数などを重要視する傾向が見えた。

 2位は「インターネット接続料無料」31.3%(同19.6ポイント低下)。「インターネット料金が無料の物件は人気がある」「インターネット無料がマストという方もいる」といった声が挙がり、インターネット接続料無料は必須条件になりつつあることが分かった。3位は「オートロック」30.0%(同3.6ポイント低下)だった。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。