不動産ニュース / 開発・分譲

2023/5/2

豪州で物流私募ファンドに新規出資/関電不

 関電不動産開発(株)は4月28日、オーストラリアで新たな不動産事業に参画すると発表した。

 同社は、オーストラリアの物流施設を投資対象とした私募ファンド「RF CorVal Industrial Infill Trust(RF コーバル インダストリアル インフィル トラスト)」の出資持分を取得した。同ファンドは、オーストラリアAM会社のCorVal Partners Limited(本社:シドニー、以下、CorVal社)が組成し運用する物件追加型のクローズドエンドファンド。投資対象は主要都市に所在する、中長期的な賃料成長と安定したパフォーマンスが見込まれる物流施設で、組入物件数は11物件。総資産は1億3,190万AUドル。総賃貸面積は6万5,943平方メートル。総敷地面積は16.9ha。

 CorVal社は、オーストラリアの主要各都市でオフィスビルや産業施設の運用、開発などを手掛けている。投資スタイル等において同社のオーストラリアの投資方針に合致することから、2022年2月にCorVal社が組成、運用する私募ファンド「RF CorVal Property Fund」の出資持分を取得。また、CorVal社との間で22年11月より人材交流も開始した。長期的な関係性を構築しながら、現地での共同投資機会の発掘や、将来的なオーストラリア拠点設立に向けた体制構築にも注力していく。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

私募ファンド

投資家から資金を募って運用する事業のなかで、資金を募る対象者が狭く限定されているものをいう。また「プライベートファンド」ということもある。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。