(株)ザイマックス不動産総合研究所は5日、東京23区における2023年5月のオフィス空室マンスリーレポートを発表した。調査対象は延床面積300坪以上のオフィスビル。
東京23区のオフィス空室率は3.70%(前月比0.16ポイント低下)。募集面積を賃貸面積で割った募集面積率は5.52%(同0.12ポイント低下)と低下した。
都心5区の区別では、空室率が高い順に、中央区4.41%(同0.04ポイント低下)、港区3.98%(同0.02ポイント低下)、新宿区3.19%(同変動なし)、渋谷区3.04%(同0.20ポイント上昇)、千代田区2.19%(同0.21ポイント低下)となった。
空室面積は40万6,000坪(同2万1,000坪減)。空室増減量は増加が4万坪(同2万6,000坪減)、減少が6万1,000坪(1万2,000坪増)と、減少が増加を上回った。
エリア別の空室率は、都心5区は3.38%(同0.18ポイント低下)。周辺18区は4.69%(同0.11ポイント低下)。募集面積率は、都心5区が5.27%(同0.15ポイント低下)、周辺18区が6.30%(同0.03ポイント低下)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が3.72%(同0.26ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が3.67%(同0.06ポイント低下)。募集面積率は大規模ビルが6.00%(同0.19ポイント低下)、中小規模ビルが4.98%(同0.03ポイント低下)となった。