不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/8/30

首都圏新築戸建て価格、3ヵ月ぶりに上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社ネットワークにおける2023年7月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録価格データを公表した。

 新築戸建ての平均価格は4,581万円(前月比0.2%上昇)と、3ヵ月ぶりの上昇。エリア別では、東京23区6,823万円(同0.1%下落)、東京都下4,769万円(同0.5%下落)、神奈川県横浜市・川崎市5,344万円(同1.3%上昇)、神奈川県他3,976万円(同0.0%)、埼玉県さいたま市4,391万円(同1.4%下落)、埼玉県他3,664万円(同0.0%)、千葉県西部4,223万円(同0.4%上昇)、千葉県他3,247万円(同0.5%下落)だった。

 さいたま市の平均価格は、36ヵ月ぶりに前年同月を下回った。また、全8エリアのうち前月比上昇したのは2エリアにとどまるなど、価格上昇の勢いが弱まっている。一方、横浜市・川崎市は前月比1.3%と上昇し、17年1月以降の最高額を更新した。

 平均価格指数は、東京23区122.8(前年同月比2.7ポイント上昇)、横浜市・川崎市122.1(同6.2ポイント上昇)、さいたま市124.9(同0.3ポイント下落)、千葉県西部129.5(同4.2ポイント上昇)。東京都下119.2(同3.1ポイント上昇)、神奈川県他118.3(同1.7ポイント上昇)、埼玉県他119.5(同3.6ポイント上昇)、千葉県他124.9(同5.1ポイント上昇)。

 一方、既存マンションの1戸当たりの平均価格は3,886万円(前月比0.3%下落)と、3ヵ月連続の下落。エリア別では、東京23区4,964万円(同0.1%上昇)、東京都下3,191万円(同0.5%下落)、横浜市・川崎市3,390万円(同0.3%下落)、神奈川県他2,631万円(同0.1%下落)、さいたま市3,530万円(同1.6%上昇)、埼玉県他2,557万円(同1.2%下落)、千葉県西部2,983万円(同0.3%下落)、千葉県他2,020万円(同0.7%上昇)だった。

 全8エリアで、25ヵ月連続して前年同月を上回った。さいたま市は前月比1.6%上昇し、17年1月以降の最高額を更新。

 平均価格指数は、東京23区135.0(前年同月比5.4ポイント上昇)、横浜市・川崎市122.3(同4.9ポイント上昇)、さいたま市145.1(同7.1ポイント上昇)、千葉県西部141.9(同10.9ポイント上昇)。東京都下126.0(同4.0ポイント上昇)、神奈川県他138.3(同9.2ポイント上昇)、埼玉県他138.5(同4.0ポイント上昇)、千葉県他134.0(同7.2ポイント上昇)となった。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年3月号
あなたの事業エリアの価値をさらに高めるには…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/1/31

記者の目を公開しました

女性の活躍を企業が積極サポート!(前編)」を更新しました。

少子高齢化が進む中、女性が活躍できる社会は喫緊の課題です。 不動産業界でも、女性管理職の育成など、積極的に女性活躍を支援する動きが見られます。 今回は、前後編にわけ、先進的な取り組みを実践する2社を紹介。 ダイバーシティ実現に向けた企業の挑戦に迫ります。

前編で取り上げるのは、コスモスイニシア。女性管理職育成を目的とした社内講座「さゆりキャリアカレッジ」を開講。 仕事と家庭の両立、キャリアアップの悩みなど、女性社員が直面する課題に寄り添い、 管理職としてのキャリア形成を支援しています!