アットホーム(株)と(株)三井住友トラスト基礎研究所は21日、2023年第2四半期(4~6月)のマンション賃料インデックスを発表した。アットホームが蓄積している全国12エリアの賃貸マンション成約賃料を、09年第1四半期を基準に指数化。指数値の差が「~-5.00」は大幅に低下、「-4.99~-0.51」は低下、「-0.50~+0.50」は横ばい、「+0.51~+4.99」は上昇、「+5.00~」は大幅に上昇と定義している。
当期の全国主要都市のインデックス(全体概況)は、首都圏は東京23区が116.76(前四半期比+1.18)、東京都下が107.44(同-0.76)、横浜・川崎市が112.84(同+1.04)、千葉西部が111.47(同-0.73)、埼玉東南部は112.21(同+0.78)。東京23区、横浜・川崎市、埼玉県東南部は上昇、東京都下、千葉県西部は低下となった。
地方都市では、札幌市が121.12(同+0.73)、仙台市が119.57(同-1.54)、名古屋市が99.65(同-1.17)、京都市が119.01(同+1.85)、大阪市が126.38(同+1.23)、大阪広域109.86(同-0.26)、福岡市が115.65(同-0.15)。上昇したのは、札幌市、京都市、大阪市。仙台市、名古屋市は低下。大阪広域、福岡市は横ばいとなった。
東京23区の物件タイプ別指数は、シングルタイプ(18~30平方メートル未満)が113.46(同+1.12)、コンパクトタイプ(30~60平方メートル未満)が119.53(同+1.73)、ファミリータイプ(60~100平方メートル未満)が121.40(同-1.92)となった。