不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/10/25

賃貸M募集家賃、7エリアが全面積帯で上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は25日、不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2023年9月)を発表した。

 同調査では、入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」として定義。調査対象は、首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の10エリア。

 賃貸マンションは、東京23区、東京都下、埼玉県、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の7エリアが、全面積帯で前年同月を上回った。面積帯別の前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が東京都下(前年同月比4.6%上昇、平均家賃6万171円)、30~50平方メートル(カップル向き)は大阪市(同6.7%上昇、同9万3,563円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)も大阪市(同13.9%上昇、同13万5,536円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)は福岡市(同16.4%上昇、同16万243円)。
 ファミリー向きが9ヵ月連続で、全10エリアにおいて前年同月を上回った。中でも、東京都下、埼玉県、仙台市、名古屋市、福岡市の5エリアは、15年1月以降の最高値を更新した。

 賃貸アパートの上昇率トップは、シングル向きが埼玉県(同4.1%上昇、同5万3,118円)、カップル向きが仙台市(同4.5%上昇、同6万1,059円)、ファミリー向きが大阪市(同9.4%上昇、同11万9,600円)。ファミリー向きが3ヵ月連続で、全エリアにおいて前年同月を上回った。カップル向きは東京23区、神奈川県、埼玉県、千葉県、仙台市、福岡市の6エリアで、ファミリー向きは神奈川県、仙台市、名古屋市、福岡市の4エリアで、15年1月以降の最高値を更新した。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。