不動産ニュース / 開発・分譲

2023/11/27

米国で鉄筋コンクリート・木造ハイブリッドの賃貸住宅

「555 Herndon Parkway」イメージ

 住友林業(株)、東京建物(株)、中央日本土地建物(株)は27日、共同で大型賃貸用集合住宅「555 Herndon Parkway」(米国バージニア州、総戸数400戸)を開発すると発表した。

 米国の大手ディベロッパーFairfield Residential Holdings LLC(Fairfield)との共同開発。建設地はワシントンD.C.中心部から西に約30kmで、2022年11月に開通したライトレールの「Herndon Metrorail」駅を中心に再開発が進み、さらなる利便性の向上が期待されているエリアとなる。半径10km以内に有名企業のオフィスが集積し、今後も底堅い住宅需要が見込めるエリア。
 同物件は最寄り駅まで徒歩3分。敷地に面する幹線道路でワシントン・ダレス国際空港まで最短8分、ワシントンD.C.中心部まで30分でアクセスできる。

 建物は1~3階が鉄筋コンクリート造、4~8階が木造というハイブリッド構造。戸建住宅と同様の2×4材や2×6材の規格品を用いた木造枠組壁工法を採用することで、建物全体を鉄筋コンクリート造とした場合と比べ、コストを抑制。また、一般的に木造建築は建てる時のCO2排出量が少なく、木は吸収したCO2を炭素として内部に固定するため、脱炭素社会の実現に貢献。経済性と環境配慮を両立する。

 賃貸床面積は約3万194平方メートル。24年4月に着工し、26年2月以降は工事完了分により順次賃貸を開始する計画。竣工は27年1月の予定。

 総事業費は約213億円。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。