不動産ニュース / 調査・統計データ

2023/12/7

引っ越し検討者、37%がオンラインでの契約を希望

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は7日、「オンラインでの住まい探しに関する調査 2023 賃貸編」の結果を発表。2022年9月から23年8月の間に賃貸物件に引っ越した、もしくは24年3月までの引っ越しを検討し、現在住まい探しをしている人、計942人を調査した。調査期間は9月8~10日。

 住まいの探し方では、経験者・検討者ともトップは「不動産ポータルサイト」(経験者:65.1%、検討者73.6%)。必ず見たい物件設備の写真は、引っ越し経験者(以下、「経験者」)では「トイレ」(64.1%)、「風呂」(63.4%)、「キッチン」(58.2%)の順、引っ越し検討者以下、「検討者」)では、「風呂」(71.9%)、「トイレ」(70.6%)、「キッチン」(65.7%)の順となった。周辺環境の写真については、経験者・検討者共に「スーパーマーケット」がトップ(経験者:63.0%、検討者:67.8%)。以下、「コンビニエンスストア」(経験者:45.4%、検討者:50.2%)、「ドラッグストア」(経験者:33.2%、検討者:40.1%)。

 経験者に聞いた、問い合わせた不動産会社の選択理由では、「物件写真の枚数が多い」(23.5%)、「取り扱っている物件数が多い」(22.9%)、「近くて行きやすい」(21.8%)がトップ3。検討者に聞いた、これから問い合わせたい不動産会社の基準では、「取り扱っている物件数が多い」(42.9%)、「物件写真の枚数が多い」(42.1%)、「物件写真がきれいで見やすい」(41.2%)となり、物件写真を重視する傾向が見られる。

 重要事項説明・契約について、検討者に今後対面とオンラインのどちらで行ないたいかを聞いたところ、重説は「対面」68.5%、「オンライン」31.5%。「契約」は対面62.9%、「オンライン」37.1%。
 住まい契約における初期費用の支払い方法の希望は、「クレジットカード」が51.1%でトップ。以下、「振り込み」(19.1%)、「口座引き落とし」(17.0%)、「現金で手渡し」(10.9%)と続いた。

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特定賃貸借契約

住宅を第三者に転貸する事業を営むために締結する賃貸住宅の賃貸借契約。「マスターリース契約」とも言う。

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