不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/4/11

都心5区ビル空室率は5%台継続/三鬼商事

 三鬼商事(株)は11日、2024年3月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

 東京ビジネス地区(都心5区:千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は5.47%(前月比0.39ポイント低下)となった。

 3月は自社ビルや新築ビルへの移転による大型募集はあったものの、大規模ビルの大型空室の成約が見られ、東京ビジネス地区全体の空室面積は、1ヵ月間で約3万1,000坪減少した。1坪当たりの平均賃料は1万9,820円(同44円増)。

 新築ビルの空室率は23.68%(同0.76ポイント低下)。新築ビル3棟が募集区画を残して竣工した一方、竣工1年未満のビルの中小規模の成約が見られ空室率が低下した。既存ビルの空室率は5.06%(同0.37ポイント低下)。立地改善や統合に伴う成約が進み、空室率が低下した。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は4.77%(同0.42ポイント上昇)。館内増床や拡張移転など中小規模の成約が見られたが、大規模ビル1棟が募集面積を残して竣工し、大阪ビジネス地区全体の空室面積がこの1ヵ月で約1万坪増加。1坪当たりの平均賃料は1万2,017円(同27円増)だった。

 新築ビルの空室率は39.75%(同2.19ポイント上昇)、既存ビルは4.21%(同0.13ポイント上昇)となった。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。