(一財)日本不動産研究所(JREI)は29日、2024年3月末現在の「全国木造建築費指数」の調査結果を公表した。毎年3月末と9月末に同研究所の不動産鑑定士等が、那覇を除く全国の県庁所在46都市で木造建築費を調査・指数化している。指数は10年3月末を100としている。
24年3月末の指数は124.1(前期比1.6%上昇、前年同期比3.1%上昇)となり、12年9月末の調査以来、24期連続して上昇が続いている。前年同期比の上昇幅は縮小。
資材価格、燃料費等の上昇傾向は鈍化しているものの、慢性的な人手不足による労務費や運輸コストの上昇等が反映され、木造建築費は上昇が続いている。