(株)ザイマックス不動産総合研究所は3日、2024年6月のオフィス空室マンスリーレポートを発表した。調査対象は東京23区内にある延床面積300坪以上のオフィスビル。
同月の東京23区のオフィス空室率は3.13%。前月比で0.03ポイント低下した。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は4.47%(同0.05ポイント低下)となった。
エリア別の空室率は、都心5区が2.81%(同0.09ポイント低下)、周辺18区が4.16%(同0.18ポイント上昇)。募集面積率は、都心5区が4.23%(同0.08ポイント低下)、周辺18区が5.23%(同0.03ポイント上昇)。
都心5区では、空室率が高い順に、港区3.67%(同0.09ポイント低下)、中央区3.43%(同0.27ポイント低下)、渋谷区2.25%(同0.20ポイント上昇)、新宿区2.20%(同0.05ポイント低下)、千代田区1.81%(同0.07ポイント低下)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が3.18%(同0.01ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が3.08%(同0.04ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが4.69%(同0.05ポイント低下)、中小規模ビルが4.21%(同0.06ポイント低下)となった。
空室面積は30万坪(同4,000坪減)。空室増減量は、増加が4万5,000坪(同1万3,000坪増)、減少が4万9,000坪(同2,000坪減)と、減少が増加を上回った。