不動産ニュース / 仲介・管理

2024/7/17

オフィステナント仲介業に参入。海外企業誘致に注力/三好不

「AUSPICE福岡天神」外観完成イメージ

 (株)三好不動産は16日、オフィステナント仲介業に参入すると発表した。

 同社は2004年より、飲食や物販等サービス業を中心としたテナント仲介・管理業を開始。オフィス仲介への参入は、福岡市が主導する再開発事業「天神ビッグバン」と「博多コネクティッド」により、オフィスの総延床面積が増えることで同市に拠点を構える企業が増加すると見込んでのもの。半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の熊本県菊陽町への進出に伴い、関係の住宅売買案件に付随した問い合わせが多くなっている現状から、海外企業の誘致に力を入れる。

 同日、その一環として、敷金減額サービスを展開する(株)日商保(本社:東京都港区、代表取締役社長:豊岡順也)が提供する「敷金で福岡グロースプロジェクト」への参画も発表した。台湾人顧客を中心に、TSMC進出に付随した住宅購入の案件が熊本で増加する中、台湾系半導体産業の九州進出の相談も増えている現状から、敷金の完全無料化を提案することで、福岡への企業誘致を有利に進める。

 第1弾として、三好不動産が管理業務を受託する「AUSPICE(オースピース)福岡天神」(福岡市中央区、7月末竣工予定)において、敷金無料で全10区画のテナント募集を開始。これにより、利用企業は1区画当たり約1,000万円の敷金を支払うことなく、入居が可能になる。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。