不動産情報サービスのアットホーム(株)は29日、「不動産のプロに聞いた!『2024年上半期 問合せが増えた条件・設備~賃貸編~』ランキング」を発表した。1~6月に賃貸居住用物件を探しているユーザーを担当した全国の加盟店555店を対象に、インターネットでアンケート調査を実施。調査期間は6月28日~7月5日。
前年(23年上半期)と比較して、24年上半期に問い合わせが増えた条件を聞いたところ、「毎月の家賃を下げたい」が35.3%(前回調査(23年上半期)比2.7ポイント上昇)でトップ。不動産会社からは「物価高のため家賃を下げたいという方が多い」「電気代や食費等の生活費が高騰しているため、固定費である家賃は下げていきたいとの要望が多い」といったコメントが挙がった。2位は「転勤のため引っ越したい」の33.0%(同1.5ポイント低下)、3位は「通学先・通勤先の近くに引っ越したい」の31.7%(同2.5ポイント上昇)だった。
設備のトップは「インターネット接続料無料」の27.7%(同3.1ポイント低下)。不動産会社からは「リモートワークも普及し、インターネット環境を気にするお客さまが多くなった」「テレビより動画視聴サービスを利用している人が増えた」というコメントが多数寄せられた。2位は「宅配ボックス」の27.4%(同3.5ポイント上昇)、3位は「モニタ付インターホン」の21.1%(同0.7ポイント低下)だった。