不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/8/28

賃貸マンション家賃、8エリアで全面積帯前年同月プラス

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は28日、不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2024年7月)を発表した。

 入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義。首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の13エリアを調査している。

 賃貸マンションの平均募集家賃は、神奈川県・埼玉県・札幌市・仙台市・名古屋市・京都市・大阪市・福岡市の8エリアが全面積帯で、前年同月を上回った。

 面積帯別の前年同月比上昇率トップは、「30平方メートル以下(シングル向き)」が埼玉県(前年同月比6.3%上昇、平均家賃6万2,705円)、「30~50平方メートル(カップル向き)」が東京23区(同7.4%上昇、同15万1,461円)、「50~70平方メートル(ファミリー向き)」が札幌市(同11.9%上昇、同8万9,968円)、「70平方メートル超(大型ファミリー向き)」が福岡市(同14.6%上昇、同18万276円)。

 ファミリー向きが、2ヵ月連続して神戸市を除く12エリアで前年同月を上回った。中でも東京23区・神奈川県・埼玉県・千葉県・札幌市・名古屋市の6エリアは15年1月以降の最高値を更新した。

 賃貸アパートの平均募集家賃上昇率トップは、「30平方メートル以下(シングル向き)」が千葉県(同3.8%上昇、同5万2,843円)、「30~50平方メートル(カップル向き)」が埼玉県(同5.8%上昇、同7万1,858円)、「50~70平方メートル以下(ファミリー向き)」が東京23区(同8.0%上昇、同15万1,489円)。

 アパートも、ファミリー向きが2ヵ月連続して神戸市を除く12エリアで前年同月を上回った。東京23区・埼玉県・京都市・大阪市の4エリアは15年1月以降の最高値を更新している。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年11月号
 “令和的”不動産店舗って?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/10/5

「月刊不動産流通2024年11月号」発売中!

「月刊不動産流通2024年11月号」好評発売中です。

特集は、「働く、集う、楽しむ。“令和的”不動産店舗 」。コロナ禍やDXの推進等も契機となり、私達の働き方は大きく変わりました。そうした中、これまで以上に集まりたいと感じるオフィス・店舗の整備に注力する企業も見られます。今回は、外観や内装のデザインなど趣向を凝らし、ユーザーやスタッフが集いたくなる店舗運営に取り組む不動産会社を取材しました。

実務に役立つ連載コーナーも豊富に掲載しています。noteでの試し読みも♪