不動産情報サービスのアットホーム(株)は28日、不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2024年7月)を発表した。
入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義。首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市の13エリアを調査している。
賃貸マンションの平均募集家賃は、神奈川県・埼玉県・札幌市・仙台市・名古屋市・京都市・大阪市・福岡市の8エリアが全面積帯で、前年同月を上回った。
面積帯別の前年同月比上昇率トップは、「30平方メートル以下(シングル向き)」が埼玉県(前年同月比6.3%上昇、平均家賃6万2,705円)、「30~50平方メートル(カップル向き)」が東京23区(同7.4%上昇、同15万1,461円)、「50~70平方メートル(ファミリー向き)」が札幌市(同11.9%上昇、同8万9,968円)、「70平方メートル超(大型ファミリー向き)」が福岡市(同14.6%上昇、同18万276円)。
ファミリー向きが、2ヵ月連続して神戸市を除く12エリアで前年同月を上回った。中でも東京23区・神奈川県・埼玉県・千葉県・札幌市・名古屋市の6エリアは15年1月以降の最高値を更新した。
賃貸アパートの平均募集家賃上昇率トップは、「30平方メートル以下(シングル向き)」が千葉県(同3.8%上昇、同5万2,843円)、「30~50平方メートル(カップル向き)」が埼玉県(同5.8%上昇、同7万1,858円)、「50~70平方メートル以下(ファミリー向き)」が東京23区(同8.0%上昇、同15万1,489円)。
アパートも、ファミリー向きが2ヵ月連続して神戸市を除く12エリアで前年同月を上回った。東京23区・埼玉県・京都市・大阪市の4エリアは15年1月以降の最高値を更新している。