国土交通省は10日、2024年度第1四半期の建築物リフォーム・リニューアル調査報告を発表した。同期に元請けとして受注した建築物リフォーム・リニューアル工事について、建設業許可業者5,000者を対象に調査した。
同期(24年4月1日~6月30日)の受注高は3兆8,180億円(前年同期比10.6%増)。このうち住宅に係る工事は1兆1,966億円(同4.3%増)、非住宅建築物は2兆6,214億円(同13.8%増)となった。
工事種類別では、住宅の「増築工事」が162億円(同14.0%増)、「一部改築工事」が517億円(同4.3%減)、「改装・改修工事」が9,320億円(同4.5%増)、「維持・修理工事」が1,967億円(同5.0%増)だった。
非住宅建築物は、「増築工事」が1,146億円(同9.7%増)、「一部改築工事」が423億円(同21.8%減)、「改装・改修工事、維持・修理工事」が2兆4,645億円(同14.9%増)だった。
工事目的別の受注件数は、住宅では「劣化や壊れた部位の更新・修繕」(131万7,345件、同29.3%減)、「省エネルギー対策」(8万6,918件、同26.1%減)の順に。非住宅建築物でも、「劣化や壊れた部位の更新・修繕」(55万6,389件、同19.0%減)、「省エネルギー対策」(6万2,696件、同18.4%減)の順となった。