不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2025/2/13

増収も完工利益率は低下/長谷工25年3月期3Q

 (株)長谷工コーポレーションは13日、2025年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。

 当期(24年4月1日~12月31日)は、売上高8,367億4,000万円(前年同期比8.8%増)、営業利益574億4,600万円(同6.5%減)、経常利益583億9,300万円(同3.5%減)、当期純利益183億6,700万円(同53.6%減)。完成工事高の増加により増収となったが、完成工事総利益の減少と一般管理費の増加により減益となった。

 建設関連事業では、受注時採算の悪化および資材・労務費の高騰等により、完成工事総利益率が低下。分譲マンション新築工事は、首都圏で大規模(総戸数200戸以上)物件17件を含む48件、近畿圏・東海圏で大規模7件を含む13件の合計61件を受注している。完成工事については、賃貸マンション等7件を含む47件を竣工。セグメントの売上高は5,866億円(同5.9%増)、営業利益は401億円(同12.8%減)となった。

 不動産関連事業は、分譲マンションの新規引き渡しが減少した一方、その他の不動産取扱量が増加。その結果、売上高1,195億円(同43.7%増)、営業利益185億円(同26.9%増)を計上した。

 このほか、サービス関連事業の売上高は1,858億円(同0.5%減)、営業利益は82億円(同13.1%減)。海外事業では、米国ハワイ州における商業施設の減損損失を計上し、売上高は14億円(前年同期:7億円)、営業損失42億円(同:営業損失37億円)にとどまった。

 特別損失の影響を受け、通期の業績予想を修正。通期では、売上高1兆1,800億円、営業利益820億円、経常利益800億円、当期純利益300億円を見込む。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。