不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/1/5

東京23区の中小規模オフィス、8割が築20年以上に/ザイマックス不動産総研調査

 (株)ザイマックス不動産総合研究所はこのほど、東京23区および大阪市の2017年オフィス新規供給量および17年末時点の規模別・築年数別のオフィスストック量分析「オフィスピラミッド」を発表した。

 東京23区の17年の新規供給量は11万7,000坪と予測。過去10年で最少だった13年と同等に少ないが、18~20年に各年20万坪と大きな供給量が見込まれる。17~20年は年間平均18万1,000坪で、過去10年平均(18万坪)と同程度となる。地域別では、17~20年の供給量の68%が都心3区(千代田区、中央区、港区)に集中している。

 17年末のオフィスストックは、賃貸面積ベースで1,226万坪。うち、中小規模ビル(延床面積5,000坪未満)が577万坪、大規模ビル(同5,000坪以上)が649万坪となる。ストック全体の平均築年数は29.1年で、中小規模が29.7年、大規模ビルが22.5年。築20年以上のビルの割合は、大規模が50%だったのに対して、中小規模は81%と、中小規模の高経年化がうかがえる結果となった。

 大阪市の17年の新規供給量は3万1,000坪で過去10年平均(3万坪)と同等を見込む。一方で、17~20年の各年平均は1万7,000坪と、過去10年よりも大きく減少するとした。

 17年末のオフィスストックは、284万坪。うち、中小規模が141万坪、大規模が143万坪となった。ストック全体の平均築年数は30.3年で、中小規模が30.7年、大規模が26.6年。東京23区同様、中小規模が高経年化している。

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