不動産情報サービスのアットホーム(株)は21日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける2017年8月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。
同月の成約数は1万4,995件(前年同月比5.1%増)で、2ヵ月連続のプラスとなった。うち、アパートは東京都下が同44.4%増、千葉県が同11.7%増と増加。埼玉県が2.3%減となったものの、全体としては11.9%増と3ヵ月連続の増加した。マンションは神奈川県が同6.8%減となったものの、全体としては堅調に推移し、同2ヵ月連続の増加となった。
新築・既存別成約数を前年同月比で比較すると、新築のマンションは5.7%増で6ヵ月ぶりに増加、アパートは18.8%増で3ヵ月連続の増加となった。既存では、マンションが1.1%増で2ヵ月連続の増加、アパートは11.1%増と3ヵ月連続の増加となった。
1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが9万1,200円(同1.7%上昇)で、4ヵ月連続のプラスに。アパートは6万5,400円(同3.3%上昇)で3ヵ月連続のプラスとなった。
09年1~12月の各月を100とした賃料指数の首都圏平均は、マンションが91.0(前月比0.9ポイント下落)で、4ヵ月ぶりに低下。アパートも99.1(同1.8ポイント低下)と、再び100を割り込んだ。
1平方メートル当たりの平均賃料は、マンションが2,635円(前年同月比0.5%上昇)と2ヵ月連続のプラスに。アパートは2,191円(同0.5%上昇)で、6ヵ月連続のプラスとなった。賃料指数は、マンションが94.2(前月比0.9ポイント上昇)と2ヵ月連続のプラスに、アパートは96.2(同0.9ポイント減少)で3ヵ月ぶりにマイナスとなった。