不動産ニュース / 開発・分譲

2018/2/26

大和ハ、「電力自給自足ビル」の実証実験

大和ハウス
「大和ハウス佐賀ビル」外観

 大和ハウス工業(株)は26日、「大和ハウス佐賀ビル」(佐賀県佐賀市)を竣工。同時に太陽光発電と蓄電池を組み合わせ、電力会社から買電することなく電力を自給自足するオフィスビルの実証実験を開始した。

 同ビルは敷地面積5,556平方メートル。鉄骨造地上2階建てで、延床面積は2,444.57平方メートル。同社住宅営業所、集合住宅営業所等約100人の人員が働く。建築に当たり、電力自立システムを導入し、再生可能エネルギーだけでオフィスの消費エネルギーをまかなえる「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」(ZEB)を達成した。

 経済産業省の「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業」に採択されている。太陽光発電83.2kW、リチウムイオン蓄電池75kWhの導入をはじめ、井水や太陽熱を利用した空調など、最先端の環境配慮技術を集めた。

 今後、同実証実験で得られた知見を自社施設へ水平展開するとともに、同ビルをショールームとして顧客への提案を加速する。

この記事の用語

再生可能エネルギー

短期間に再生し、あるいは消滅しない燃料源から取り出されるエネルギーをいう。そのような燃料源として、太陽光、風、流水、植物・バイオマス、地熱などがある。

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