不動産ニュース / 調査・統計データ

2018/4/5

首都圏既存戸建て価格、2ヵ月連続の下落

 (株)東京カンテイは5日、2018年3月の主要都市圏・主要都市別の中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は3,355万円(前月比1.6%下落)と、2ヵ月連続で下落した。都県別では、東京都が5,512万円(同5.8%上昇)と5ヵ月ぶりに上昇に転じた。埼玉県も2,485万円(同2.9%増)と4ヵ月連続の上昇となったが、神奈川県は3,566万円(同0.9%下落)、千葉県も2,143万円(同9.3%下落)とともに下落した。

 近畿圏の平均価格は2,547万円(同3.4%上昇)と反転上昇した。府県別では、大阪府が2,700万円(同2.7%下落)と下落に転じた。一方、兵庫県は2,377万円(同1.5%上昇)、京都は4,232万円(同30.1%上昇)と上昇に転じ、全体では上昇基調となっている。

 中部圏の平均価格は2,372万円(同7.8%上昇)と反転上昇。愛知県も2,815万円(同5.5%上昇)と、反転上昇している。

 福岡県は1,939万円(同1.2%下落)と、反転上昇。前年同月比では、16.5%上昇と大幅な上昇となっており、価格は強含んだ。

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