不動産ニュース / その他

2018/5/22

ちんたい協会が設立50周年記念式典

「賃貸住宅を建設して約10年後に発生する計画修繕や設備交換の積立金の経費化を実現する」と抱負を述べた三好会長

 (公社)全国賃貸住宅経営者協会連合会(ちんたい協会)は22日、明治記念館(東京都港区)で、設立50周年記念式典ならびに祝賀会を開催。国会議員、関係省庁幹部ら来賓をはじめ、同連合会役員など約450名が参加した。

 同連合会を代表して挨拶した三好 修会長は、50年間の歴史について触れ、家賃の消費税非課税化、応急仮設住宅として民間賃貸住宅の借上げ制度の実現、公益社団法人への移行、新たな住宅セーフティネット制度実現など、これまでの成果を紹介。今後の最重要課題については、「賃貸住宅を建設して約10年後に発生する計画修繕や設備交換の積立金の経費化を実現し、オーナーの長期間にわたる安定かつ健全な賃貸経営を目指す」とした。また、「人生100年時代」を見据えた国の構想に合わせ、「賃貸住宅も100年住まえるよう定期メンテナンスを行ない、ストック重視の取り組みを推進していく」と抱負を述べた。

 来賓を代表し、石井啓一国土交通大臣の祝辞を国土交通大臣政務官・高橋克法氏が代読。「民間賃貸住宅は住宅ストックの約3割を占めており、若者や子育て世帯から高齢者まで多様な世帯の受け皿として大いに期待している」と述べ、「今後とも、国民の誰もが豊かさを実感できる住生活の実現に向け、民間賃貸住宅というストックを貴重な社会資源として生かしていくことが必要。皆さまにはなお一層のご尽力を願いたい」とした。

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応急借上げ住宅

災害被災者に対して、応急的に民間賃貸住宅等を借り上げて提供する住宅。応急仮設住宅の一つで、「借上型応急仮設住宅」「みなし応急仮設住宅」ともいう。

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