不動産情報サービスのアットホーム(株)は24日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2018年4月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。
同月の成約数は1万8,355件(同5.7%減)と、4ヵ月連続の減少。成約の44.5%を占める23区が減少に転じるなど、4エリアで減少。減少幅も前月から4.6ポイント拡大している。地域別の成約数は、東京23区8,166件(同3.0%減)、東京都下1,497件(同18.7%減)、神奈川県4,921件(同4.0%減)、埼玉県1,710件(同16.9%減)、千葉県2,061件(同2.0%増)。
1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが8万8,000円(同1.3%上昇)となり、2ヵ月連続の上昇。アパートは6万2,500円(同0.3%下落)と、11ヵ月ぶりに下落した。09年1~12月の各月を100とした賃料指数は、首都圏平均でマンションが89.3(前月比2.1ポイント低下)、アパートが98.3(同0.1ポイント低下)となった。
1平方メートル当たりの平均成約賃料は、マンションが2,672円(前年同月比2.8%上昇)で、連続上昇は10ヵ月に達した。アパートも2,253円(同2.1%上昇)となり、14ヵ月連続の上昇となった。賃料指数はマンションが94.8(前月比0.4ポイント上昇)と2ヵ月連続上昇。アパートは94.7(同1.0ポイント低下)と5ヵ月連続の低下となった。