不動産ニュース / 開発・分譲

2018/10/15

「COREDO室町テラス」を来秋開業/三井不

「日本橋室町三井タワー」外観イメージ

 三井不動産(株)は15日、同社が再開発組合の一員として開発を進めている複合施設「日本橋室町三丁目地区第一種市街地再開発事業A地区」の名称を「日本橋室町三井タワー」と決定。地下1階~地上2階の商業施設を「COREDO室町テラス」とし、2019年秋にオープンすると発表した。

 同社が推進する官民一体の再開発事業「日本橋再生計画」の一環。東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅、およびJR横須賀・総武線「新日本橋」駅と地下直結。敷地面積1万1,480平方メートル、延床面積約16万8,000平方メートル、鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造および鉄筋コンクリート造地上26階地下3階建て。5~25階はオフィス、3階はホール、地下1階~地上2階は商業施設、地上1階レベルには大規模な屋外広場空間を形成する。オフィスには、同社の一部部門および三井不動産レジデンシャル(株)の本社が入居。19年8月から移転開始する計画。

 商業施設「COREDO室町テラス」には、約6,000平方メートルのフロアに、日本初出店を含む約30店舗が出店。地下1階にはバラエティ豊かな飲食店舗を揃え、1階には大屋根を配したテラスへとつながる商業空間を創出する。
 また、2階にはメインテナントとして、大型書店「誠品書店」を台湾・香港などで展開する「誠品生活股份有限公司(以下、誠品生活)」が出店する。日本初進出となる同店舗は、書籍ゾーンのほか、日本の伝統技術が学べるワークショップゾーンなど、多様なコンテンツを用意。地域の歴史・文化に即した書店づくりのノウハウを生かし、日本橋の伝統文化を発信する新たな拠点として幅広い世代に提供する。なお運営は、同社と誠品生活が設立した合弁会社にライセンスを付与された(株)有隣堂が行なう。

 15日に会見した三井不動産取締役常務執行役員商業施設本部長の石神裕之氏は、「当複合施設は、これまで推進してきた『日本橋再生計画』の核となるプロジェクトだ。誠品生活とは4年前から協議を重ね、幸運にも今回出店していただく運びとなった。同書店を新たな文化の発信拠点とするとともに、日本橋エリアのこれまでのコアターゲットであった30~40歳代のみならず幅広い世代の方々にご来場いただき、エリアににぎわいを生んでいきたい」などと述べた。

会見する三井不動産(株)取締役常務執行役員商業施設本部長の石神裕之氏

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