不動産ニュース / 調査・統計データ

2018/10/30

新築戸建て、平均成約価格は再びプラス

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社ネットワークにおける、2018年9月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録・成約価格データを公表した。

 新築戸建ての登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,616万円(前月比2.3%上昇)と、再びプラスとなった。前年同月比も4.2%上昇し、13ヵ月連続のプラス。

 成約価格は3,555万円(同2.6%上昇)と再びプラスに。東京23区は5,257万円(同3.3%増)、東京都下は3,729万円(同1.1%増)、神奈川県は3,702万円(同2.3%増)、埼玉県は3,045万円(同0.1%減)、千葉県は2,794万円(同変化なし)となった。東京23区では、高額物件の多い城南エリアの成約割合が上昇した一方、リーズナブルな物件の多い城東エリアの成約割合が低下したことで、3ヵ月連続で上昇した。

 登録価格指数は103.5(同2.4ポイント上昇)。成約価格指数は100.4(同2.5ポイント上昇)と、再びプラスとなり4ヵ月ぶりに100を超えた。もっとも、全体の成約価格指数は15ヵ月連続で登録価格指数を下回っており、需給のズレが生じていることが分かる。

 既存マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,619万円(同6.8%下落)、前年同月比も2.4%下落し、再びマイナスとなった。

 成約価格は2,661万円(同0.4%上昇)と再びプラスに。地域別では、東京23区が3,339万円(同0.4%増)と、再び上昇。東京都下が2,778万円(同23.7%増)となった。神奈川県は2,471万円(同1.6%減)と3ヵ月ぶりに下落。埼玉県は1,881万円(同15.4%減)、千葉県は1,951万円(同26.7%増)。

 1戸当たりの価格指数は、登録物件が122.7(同9.0ポイント下落)。成約物件は133.6(同0.6ポイント下落)と再びマイナスとなった。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。