不動産ニュース / 調査・統計データ

2018/12/4

賃貸HS、導入後平均1ヵ月で成約

 (一社)日本ホームステージング協会は1日、「第2回ホームステージング実態調査(ホームステージング白書2018)」の結果を発表した。調査期間は17年7月~18年5月。会員へのアンケートと協会ホームページでデータ収集した。回答総数は2,426件だが、未回答項目が多かったことから、売買における物件査定価格と売却価格、成約までの日数などの公表はされていない。対象物件数は、マンション799戸(賃貸156、空室(売買)634、在宅(売買)9)、戸建て191戸(賃貸5、空室177、在宅9)。

 ホームステージングにかかった費用は、空室が平均22万3,480円、賃貸6万8,337円、在宅7万3,841円と、売買においては在宅のコストパフォーマンスが目立った。また、賃貸はホームステージング導入前家賃が平均6万7,358円が、導入後6万8,691円と約1,300円上昇していることから、手法の多様化やスキルアップで改修できるとした。空室ホームステージングの費用負担は、97%が「不動産会社」だった。

 空室、賃貸、在宅それぞれのホームステージング導入までの空室期間と、導入から成約までの期間を見ると、空室が導入前36日・導入後58日、賃貸が導入前91日・導入後33日、在宅が導入前70日・導入後29日と、賃貸と在宅のホームステージングでは、2~3ヵ月間空室だった部屋が、導入により1ヵ月前後で成約している様子がうかがえた。

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ホームステージング

売却予定の建物の円滑な売却に資するべく、部屋にインテリア等を配置するなどしてその物件に魅力を付加するサービスをいう。英語のHome staging。ホームステージングに使われるインテリアは、家具、照明器具、カーテン、小物類が中心で、主要なスペースに限って配置する場合もある。

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