不動産ニュース / 調査・統計データ

2019/1/29

18年12月の首都圏居住用賃貸、成約数再び減

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は28日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2018年12月期の首都圏居住用賃貸物件の市場動向を発表した。

 同月の成約数は1万6,701件(前年同月比2.7%減)。地域別にみると、東京23区が7,688件(同3.2%減)、東京都下1,551件(同2.9%減)、神奈川県4,464件(同4.8%増)、埼玉県1,469件(同0.7%減)、千葉県1,529件(同18.5%減)となった。

 神奈川県はシングル向けアパートがけん引して3ヵ月連続で増加したが、他のエリアが軒並み減少し、全体では減少となった。

 1戸当たりの平均成約賃料は、マンションが8万8,100円(同0.2%上昇)、アパートは6万3,900円(同0.8%下落)。マンションはわずかながら6ヵ月ぶりにプラス、アパートは3ヵ月連続のマイナス。09年1~12月の各月を100とした賃料指数は、首都圏平均でマンションが96.2(前月比0.6ポイント上昇)、アパートは100.0(同0.5ポイント上昇)だった。

 1平方メートル当たりの平均成約賃料は、マンションが2,671円(前年同月比0.3%下落)、アパートが2,322円(同0.5%上昇)。マンションは3ヵ月連続でマイナスとなったが、アパートは22ヵ月連続で上昇が続いている。賃料指数はマンションが95.9(前月比1.4ポイント上昇)、アパートが98.9(同2.5ポイント下落)。

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