不動産ニュース / 調査・統計データ

2019/8/30

首都圏新築戸建て、成約価格が全エリアで上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社ネットワークにおける2019年7月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録・成約価格データを公表した。

 新築戸建ての平均成約価格は、3,660万円(前月比3.1%上昇)となった。全エリアがプラスとなり、東京都下は3,827万円(同10.5%上昇)と、平均敷地面積の拡大等から大幅上昇となったほか、埼玉県は低価格帯の物件へのニーズが減少したこと等から3,285万円(同5.3%上昇)となった。東京23区は5,136万円(同0.1%上昇)、神奈川県は3,780万円(同2.5%上昇)、千葉県は2,948万円(同2.8%上昇)だった。

 09年1月を100として算出した成約価格指数は103.4(同3.1ポイント上昇)で、調査開始以来過去最高となった。

 既存マンションの成約価格は2,935万円(同7.8%上昇)となった。価格水準の高い23区が、平均面積の拡大等により3,990万円(同8.0%上昇)になったことに加え、平均築年数がマイナス5.8年と若返った千葉県(1,817万円、同22.4%上昇)、および平均面積が5.6%拡大していた埼玉県の平均価格が2,242万円(同20.5%上昇)と、20%を超える上昇となったことが要因。一方、前月まで3ヵ月連続で上昇していた東京都下は2,683万円(同5.0%下落)と、下落したものの、前年同月比では11.7%上昇した。神奈川県は2,448万円(同5.5%上昇)だった。

 1戸当たりの成約価格指数は147.3(同10.7ポイント上昇)、1平方メートル当たりの成約価格指数は154.0(同6.1ポイント上昇)となった。

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