不動産ニュース / 調査・統計データ

2019/9/3

旧耐震マンション、20歳代「避ける」が100%

 リニュアル仲介(株)はこのほど、マンションの耐震性に関するアンケート結果を公表した。8月22日から24日にかけて、同社が住宅購入予定者向けに無料で提供している不動産の資産価値や評価レポートなどをメール配信するサービス「物件提案ロボ」の利用者501人を対象に調査した。

 「旧耐震基準のマンション」とはいつより前に建築確認申請されたものかを知っているか?(正しくは1981年6月以前)の問いでは、「知っている」が58.3%、「知らない」が41.7%となった。年代による回答の差は、ほとんど見られなかった。

 マンションを購入すると仮定した場合に、「立地が良ければ旧耐震基準のマンションでも構わない」とした人が24.0%であったのに対し、「立地が良くても、旧耐震基準のマンションは避ける」が76.0%となり、大きく差が開いた。

 なお、年代別に見ると20歳代では100%、30歳代と60歳代では8割以上の人が旧耐震基準のマンションを避けると回答。一方、40歳代では約23%、50歳代では約34%が旧耐震基準のマンションでも構わないとしている。

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旧耐震基準

建築物の設計において適用される地震に耐えることのできる構造の基準で、1981(昭和56)年5月31日までの建築確認において適用されていた基準をいう。これに対して、その翌日以降に適用されている基準を「新耐震基準」という。

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