(一社)住宅生産団体連合会はこのほど、「2018年度 戸建注文住宅の顧客実態調査」結果を公表した。3大都市圏および札幌市、仙台市、広島市、福岡市、静岡市の地方都市圏を対象に調査を実施。有効回答数は3,687件。
世帯主年齢の平均は、18年度40.9歳と、17年度より0.4歳上がった。例年通り30歳代の割合が45.9%(前年度比0.5ポイントアップ)と高い結果だったが、ここ数年、増加傾向を示していた25~29歳が9.8%(同0.8ポイントダウン)と減少に転じた。
建築費は3,605万円(同70万円増加)、住宅取得費合計は4,918万円(同29万円増加)。建築費の1平方メートル単価は28万1,000円(同6,000円増加)だった。
自己資金の平均額は1,356万円(同16万円減少)、贈与額は1,174万円(同29万円増加)、借入金は4,069万円(同38万円増加)。借入金年収倍率は4.65倍と17年度を0.15ポイント上回った。
世帯年収が若干低下したものの、建築費、住宅取得費が増加し続けていることから、延床面積を抑制するとともに、自己資金が伸び悩む中、贈与と借入金を増やすことで対処している状況が分かった。