(公財)不動産流通推進センターは21日、全国の指定流通機構の活用状況(2019年9月分)を公表した。
同月の新規登録件数は37万6,915件(前月比8.4%増)と2ヵ月ぶりにプラスに転じた。成約報告件数は4万7,610件(前年同月比0.2%減)と、5ヵ月連続のマイナス。前月比では21.8%と大きく増加した。
物件別では、売り物件の新規登録件数は14万3,906件(前月比11.4%増)と、プラスに転じた。成約報告件数は、1万7,390件(前年同月比9.8%増)で4ヵ月連続のプラス、前月比では31.5%増と大幅なプラスとなった。総登録件数は37万3,844件(同9.6%増)で29ヵ月連続の増加、前月比では0.1%減。
賃貸物件では、新規登録件数が23万3,009件(前月比6.6増)。成約報告件数は3万220件(前年同月比5.2%減)となり、7ヵ月連続のマイナス、前月比では3ヵ月ぶりのプラスだった。総登録件数は41万7,904件(同17.8%減)となり、53ヵ月連続のマイナスとなった。前月比では1.5%減と2ヵ月連続でのマイナス。
売り物件の取引態様別物件数は、新規登録件数では媒介契約が9万8,656件(前月比9.6%増)。そのうち、専属専任媒介が1万7,542件(同12.0%増)、専任媒介が4万5,194件(同10.6%増)、一般媒介が3万5,920件(同7.3%増)となった。
成約報告件数のうち、媒介契約は1万4,481件(前年同月比7.7%増)。内訳は専属専任媒介が3,898件(同7.5%減)、専任媒介が8,427件(同15.9%増)、一般媒介が2,156件(同10.2%増)だった。