不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/9/15

都心5区ビル空室率、小幅に上昇

 三幸エステート(株)は15日、2020年8月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(1フロア面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。

 東京都心5区の空室率は0.66%(前月比0.06ポイント上昇)と、小幅に上昇し、2ヵ月前の水準に戻った。新型コロナウイルスの影響を受け、解約が増加したのは4月7日の緊急事態宣言発令後であり、空室率の対象となる現空床になるには、まだ時間がかかる見込み。現空面積は4万1,152坪(3,151坪増)。

 1坪当たりの募集賃料は3万1,589円(同351円減)と、4ヵ月連続で低下した。募集中の物件でも条件を見直す動きが出始めており、賃料は頭打ちから低下傾向へ移行しつつある。募集面積は37万6,529坪(同3万160坪増)。

 一方、全国6大都市の空室率は、東京23区0.9%(同増減なし)、札幌市1.1%(同増減なし)、仙台市3.7%(同0.1ポイント低下)、名古屋市1.5%(同0.1ポイント上昇)、大阪市1.7%(同0.2ポイント上昇)、福岡市1.3%(同増減なし)となった。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。