不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2020/12/16

分配金は2,923円/PIC20年10月期

 プレミア投資法人(PIC)は16日、2020年10月期決算を発表した。

 当期(20年5月1日~10月31日)は、営業収益94億7,000万円(前期比2.4%増)、営業利益42億4,800万円(同1.8%増)、経常利益38億5,200万円(同1.8%増)、当期純利益38億5,000万円(同1.8%増)。1口当たり分配金は2,923円(同51円増)となった。

 当期中、「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」を46億8,000万円で取得。11年11月に取得した「アーバンネット市ヶ谷ビル」(取得価格16億5,000万円)を売却した。当期末のポートフォリオは59物件で、オフィスビル25物件、レジデンス33物件、優先出資証券1銘柄で構成。取得価格の総額は2,467億4,400万円となった。稼働率は、オフィスビルが98.2%(前期末比0.4ポイント低下)、レジデンスが94.5%(同2.3ポイント低下)だった。

 次期については、営業収益113億2,700万円、営業利益55億3,200万円、経常利益51億2,500万円、当期純利益51億2,300万円、1口当たり分配金3,890円を見込む。

 なお、同投資法人の資産運用会社であるプレミア・リート・アドバイザーズ(株)は10月30日付で、スポンサーであるエヌ・ティ・ティ都市開発(株)の完全子会社となった。同社より、同投資法人に対するNTTグループのスポンサーサポートを強化する目的とした株式交換の提案があり、受け入れたもの。

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