（株）東京カンテイは12日、2020年12月の主要都市圏・都市別の新築木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100～300平方メートル、最寄り駅から所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物とも所有権の物件。
首都圏の平均価格は3,714万円（前月比1.1％上昇）と、反転上昇した。都県別では、東京都が4,619万円（同4.9％上昇）、神奈川県が3,805万円（同1.9％下落）、千葉県は3,178万円（同1.5％上昇）、埼玉県は3,312万円（同0.1％下落）となった。首都圏ではコロナ禍による影響は限定的で、価格は20年後半から持ち直している。
近畿圏は平均価格3,119万円（同0.1％下落）と、4ヵ月連続の下落。府県別では、大阪府が3,359万円（同1.8％下落）と5ヵ月連続の下落、兵庫県が3,093万円（同0.6％下落）、京都府は3,294万円（同2.3％上昇）。近畿圏は11月まで弱含んだが、12月はほぼ下げ止まった。
中部圏の平均価格は3,083万円（同0.9％上昇）、愛知県3,287万円（同0.5％上昇）と、いずれも3ヵ月ぶりの上昇。福岡県は3,140万円（同0.1％上昇）。
