不動産ニュース / 開発・分譲

2021/3/8

ベトナム・ハノイの複合開発に参画/東神開発

「ランカスター・ルミネール」周辺イメージ

 (株)高島屋のグループ会社である東神開発(株)は8日、ベトナム・ハノイ市での不動産開発事業「ランカスター・ルミネール プロジェクト」への参画を発表した。

 ランカスターは、べトナムのハイエンド住宅の開発事業に実績のあるTrung Thuy Group Corporation(TTG社)により、現地で複数展開されているラグジュアリーブランドで、ベトナムでは認知度が高いブランド。

 今回のプロジェクトは、分譲住宅・オフィス・商業からなる複合開発とし、東神開発は、TTG社との共同出資により事業を展開。事業を2つのフェーズに分け、最初の住宅分譲期間はTTG社がマジョリティをとり、その後のオフィス・商業の賃貸事業期間は東神開発が出資比率を引き上げ、過半とする計画。

 開発地は、東に大使館・役所・オフィス等が集積する都心部バディン区、西に日本や韓国の駐在員が多く居住し、高級住宅の開発が活発な新都心カウザイ区との結節点に位置。東西を結ぶ都市鉄道3号線「トゥーレ」駅に近く、また、空港へのアクセスが良好な南北に走る幹線道路に面しているため、今後、外資系企業の進出等、ビジネス・商業エリアとしての発展が見込めるエリアとなる。

 延床面積は7万7,828平方メートル。分譲住宅の延床面積は2万6,020平方メートルで、252戸を供給。洗練されたデザインと住宅専用ロビー等の充実した設備を兼ね備えたラグジュアリーな仕様とする。
 オフィスの延床面積は2万6,839平方メートル。全面ガラスファサードを取り入れるほか、天井高2.8mOAフロア標準装備のAグレードオフィスとする。商業施設は6,630平方メートルで、居住者、オフィスワーカー・周辺住民をターゲットに利便性と上質な日常を提供していく。また、時代にマッチした環境配慮型のビルとし、グリーンビル認証「LEED」の取得を予定している。

 総事業費は約100億円。

 住宅分譲は2021年春~、オフィス・商業開発は22年から開始する予定。

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