国土交通省は26日、「令和2年度 民間住宅ローンの実態に関する調査」結果を公表した。2020年10~11月に、住宅ローンを供給している民間金融機関を対象に19年度(令和元年度)の貸出状況等を調査。1,237機関の回答を得た。
19年度の個人向け住宅ローンの新規貸出額(各年集計)は20兆5,442億円(前年度比1兆4,084億円増)だった。
新規貸出額の使途別割合は新築住宅72.9%(同1.5ポイント増)、既存住宅19.6%(同0.4ポイント増)、借り換え7.5%(同2.0ポイント減)と新築住宅・既存住宅向けが増加し、借り換えの割合は減少した。
新規貸出額を金利タイプ別にみると、変動金利型が63.1%(同2.6ポイント増)と、2年連続で6割を超え最も高い割合を占めた。次いで固定金利期間選択型が19.9%(同4.4ポイント減)、証券化ローン12.4%(同2.5ポイント増)となった。
賃貸住宅向け新規貸出額は、1兆9,676億円(同12.5%減)と、減少傾向が継続している。