不動産ニュース / 開発・分譲

2021/4/19

渋谷駅至近にクリエイター向けの複合ビル

「LAIDOUT SHIBUYA」外観
オフィスのモデルルーム(約57平方メートル)。スケルトン仕様のシンプルな内装とし、企業が自社のイメージに合わせて自由に作り変えることができるようにした

 (株)リアルゲイトは19日、4月に開業したクリエイター向け複合施設「LAIDOUT SHIBUYA(レイドアウト渋谷)」(東京都渋谷区)をメディア向けに公開した。

 同施設は、JR等「渋谷」駅徒歩1分に立地。築43年の旧(一財)ベターリビング本社ビルを、東急(株)・東急建設(株)が共同で落札。再開発予定期間までの4年間の暫定利用として、リアルゲイトと1棟マスターリース契約を締結。同社がオフィス、ギャラリー、店舗等からなる複合ビルにリノベーションし、賃貸する。延床面積は約1,790平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造地上6階地下1階建て。

 2~5階はオフィスフロア(全19区画)とする。従前、教室や一般事務所として利用されていた部屋を、天井や間仕切りを撤去し、天井高約3.3mの開放感のある空間に改修し、スケルトン仕様のシンプルな内装に。入居企業がオリジナルの壁面塗装や造作を施すことができるようにした。専有面積は約24~75平方メートル。月額賃料は、32万7,000円~。
 2階には社内打ち合わせに利用できるラウンジ空間や、ウェブ会議ができるテレワークブースを設置。未活用だった屋上は開放的なルーフトップに改修し、ウッドデッキやテーブルを用意。Wi-Fiも完備し、リラックスしながらソロワークができるようにした。ラウンジのアートワーク等は、グラフィックデザイナーの小林一毅氏が手掛け、入居者のコミュニケーションや発想のきっかけ作りを後押しする。
 4月1日に正式募集を開始し、IT企業を中心に既に約半数の部屋が成約済み。

 1階にはショップ区画(約192平方メートル)のほか、入居企業等の新サービスや商品マーケティング活動の場としてポップアップ、ギャラリーを設置。アーティストの個展会場等としての利用も見込んでいる。
 地下1階は店舗に用途変更を行ない、2020年12月に閉店した、音楽家・小林武史氏がプロデュースする「MUSIC BAR」を誘致。日中は入居者専用ラウンジ「SHARE SALON」としても開放する。同サロンを活用し、入居企業同士を結ぶ交流会等の開催も検討していくという。

ポップアップストア、ギャラリー(1階)。従前はごみ捨て場だった。入居企業等のプロモーションや、アーティストの個展等での利用を見込む
「MUSIC BAR」(地下1階)完成イメージ。日中はシェアサロンとして入居企業に開放し、社内外の打ち合わせや商談の場として活用してもらう

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