不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/9/15

オンライン内見・重説のポイント、「当日までにアプリ等の準備を」

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は14日、「不動産のプロが選ぶ!『オンライン内見・重要事項説明で気を付けるポイント』ランキング」を発表した。

 全国のアットホーム加盟店を対象に、オンラインで内見を案内したことがあると回答した全国のアットホーム加盟店158社および、オンラインで重要事項説明を実施したことがあると回答した全国のアットホーム加盟店152社にインターネットでアンケートした。調査期間は6月1~7日。

 内見で気を付けるポイントについては、「当日までにアプリやシステムなどの準備をしておく」(スムーズに内見を進めるため)が62%でトップ。次いで「パソコンやスマートフォンを充電しておく」(同)が51.3%、「安定した通信環境を整える」(映像や音声が不安定になることを防ぐため)が40.5%だった。

 重要事項説明で気を付けるポイントについても、「当日までにアプリやシステム等の準備をしておく」(スムーズに進めるため)が71.1%でトップ。「『契約書』『重要事項説明書』などの書類を手元に用意しておく」(スムーズに進めるため)が70.4%、「事前に『契約書』『重要事項説明書』などの書類を読んでおく」(同)が59.2%の順となった。「直接会って説明できないため、説明後に返送いただく書類に不備が多かった」といったコメントも寄せられた。

 エピソードを聞いたところ、内見では、「複数の物件をオンラインで見て、気になった物件のみを現地で見るという効率的な案内ができた」という声があった。重要事項説明では、学生のユーザーが遠方にいる親と一緒にオンラインで説明を受けるなど、遠方にいる人も同席できるというメリットが挙げられた。海外から手続きされるケースもあったという。また、県外移動や対面のやり取りを自粛している顧客からは、「コロナ感染対策になって良かった」という声も挙がっている。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

内見

不動産物件を実地に見学・調査すること。一般に、購入または賃借を検討するために実施する。 「内覧」とはほぼ同じ意味で使われている。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年1月号
地域で目立つ企業になるには…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/12/5

「月刊不動産流通2025年1月号」発売中!

各地で活躍している地場の企業は、どのような戦略を立て営業をしているのでしょうか。「月刊不動産流通2025年1月号」では、毎年恒例の「活躍する地場企業の戦略を探る」を掲載!

今年は秋田県、仙台市、群馬県、埼玉県、東京都、石川県、大阪市、香川県、福岡市の企業を取材しました。エリアやターゲットにより、各社多様な取り組みを行なっています。